作品のテーマは侍です。と聞いたそもそもそこのところからいったいどんな作品になるのだろうか、と思っていた今年の3年生の作品。高校生活最後となる大会作品です。その作品、夏の大会で2位となり、審査員特別賞を受賞し、ようやくDVDとなって送付されてきました。月曜日に届いたので、何度か観ました。ダンスドリルのDVDであの作品「侍」を。

今日、たまたま出会った3年生とそんな話になりました。夏の大会のDVDが送られてきたで、的な会話。その会話の中で、考えてみたら、一条2位になったり、特別賞をもらったり、よくできましたよね、という感じの流れになり、何でですかね、ということにもなった。

つまり、それほど揃っているわけでもなく、抜群にダンスが上手いわけでもなく、何がよくて評価されているのか、ということです。

正直に言いましょう。DVDで観たダンス。かなり良いです。なにが良いのか。この曲でこの振りでこの衣装で踊ることに確かな理由があり、独自性がある。

いろんな学校のダンスを観ました。DVDにはもちろん他校のダンスも収録されています。どこの学校も一生懸命練習して、作品もかなり考えられている。ダンスも上手い。ただなぜその曲でその振りでその衣装で踊るのかあまり明確でない。それぞれチームで必然性があってもそれが見えにくい。ストリートダンスというダンス。踊りたいから踊るというだけでは観る者のサイドに立った時、限界がある。ダンスを踊っていないものにとってはなおさら。

可能であるのならば、ある程度の人数でチームを結成し集団で踊るダンスにはコンセプトがあったほうが楽しめる。

東京で現場で観たときもかなりよかったけれどDVDでもなかなかよかったです。